原神×クロスアンジュ 第7話『夜の睡眠時間に悩むサリアと刻晴』

サリア

サリア「刻晴。アンジュは夜は大体ヒルダに掴まってるから、夜のアンジュは眠ってしまった後なら、危険度は低いわ」

刻晴

刻晴「でも、甘雨は半仙半獣だから、10徹でも平気でやらかすし……
自分の部屋で寝てたら、甘雨はベッドの中にまで入って来て、金的蹴り→おっぱい天国をやりかねない。
もし私が自分の部屋にいなかったら、甘雨はきっと、サリアの部屋に来て同じことをやらかすわ」

サリア

サリア「くっ……仕方ないわね……」

刻晴

刻晴「つまり、夜はワタルの傍で眠るしかないってことよ」

ワタルの部屋にて。そろそろワタルは就寝時間(21時)間近になっていた。

ワタル

ワタル「サリアさん、刻晴さん、二人とも自分の部屋に戻らなくていいの?」

サリア

サリア「(隊長日誌を書き終えて)ん……ええと、私達、ワタルくん絶対守るお姉さんズだから、夜の寝る時間は近くで休しようかなって。あ!布団は勿論別だから、心配しないでね!」

刻晴

刻晴「(璃月で提出予定の日誌を書き終えて)大丈夫よ。私とサリアは同じ部屋でも布団はワタルとは別にするから」

ワタル

ワタル「アマリさんでも、寝るときは自分の部屋に戻ってるのに……もしかして二人とも、一人で寝るのが怖いとか?」

刻晴

刻晴「……それもあるわね(一人で寝ていたら甘雨が襲ってくるから嘘ではない)」

サリア

サリア「そんなところね……(子供に、そんな風に思われるなんて情けない……でも、やむを得ない。刻晴と甘雨がテイワットに帰れば、夜だけは自分の部屋でゆっくりできるし)」

ワタル

ワタル「何かあったら、大声を上げてくれたら、僕すぐに起きるからね。龍神丸も呼べるから、安心して休んでね。それじゃ、二人ともおやすみなさい」

サリア

サリア「ええ。おやすみ」

暗い部屋の中、ワタルから少し離れたところで布団を並べて横になってるサリアと刻晴。

サリア

サリア「(小声で)刻晴、起きてる?」

刻晴

刻晴「(小声で)起きてるわ。璃月なら、まだ残業して書類仕事してる時間だもの。こんな時間に寝付けるはずが無い」

サリア

サリア「あなたって本当にワーカーホリックなのね……ワタルは21時に寝ているって、前に男子のお風呂が壊れた時の騒動で聞いてたのが良かったわ。日誌書く時間を、ワタルが寝るより早くできたんだもの」

刻晴

刻晴「サリア、どうかしたの?」

サリア

サリア「刻晴、あなたの持っている神の目って、魔法とは違うの?」

刻晴

刻晴「魔法とは違うわね。
神の目とは、テイワットに存在する7柱のいずれかの神に認められて、その元素の力を扱うことが出来るようになる外部魔力器官。
私の場合は、稲妻の国を治める雷電将軍……雷神バアルに認められた証ね。
璃月の神は岩王帝君……岩神モラクス、今は鍾離さんって名乗っているけど、とにかく私の神の目は、違う国の神ね。
……そう言えばサリア、あなた、魔法が大好きだったのよね?」

サリア

サリア「……刻晴は、あの悪夢のシナリオ『プリティ・サリアンの冒険』を100回やらされたんだっけ。だったらもう隠す必要もないわね。その通りよ」

刻晴

刻晴「テイワットには星の流れで決められた運命を読む占星術師(アストローギスト・モナ・メギストス)もいるし、法器と言う武器を使って魔法のような戦い方をする人もいるし、何を以て魔法と断言するかによるわね」

サリア

サリア「もし私がテイワットに行くことがあったら、よろしくね。あなたの国も、見てみたいわ」

刻晴

刻晴「その時は是非、璃月にいらっしゃい。
6000年の歴史を持ち、美食の国でもあるから、きっと気に入ってもらえるわ。
……声が同じなだけで、違う世界の人物だけど、あなたの事、少しは理解した。
曲者揃いのパラメイル第一中隊を率いて、ちょっとポンコツだけど頑張って皆を纏めてる、愛すべき隊長ってことがね。
それに少なくとも戦闘中の指揮は適切だし。私も璃月の有事の時は千岩軍を纏める立場だから、わかるのよ」

サリア

サリア「刻晴……私、アンジュにやり返すことばかり考えてて、あなたを巻き込んでしまった。本当にごめんなさい……」

刻晴

刻晴「まあ、それは正直、気にしてないって言ったらウソになるけど。
この世界の科学技術は目を見張るものがあるし、璃月に帰った時に活かせそうなものもある。
悪いことばかりじゃなかったし、もう良いわよ」

サリアと刻晴はお互いの境遇を話した。
アルゼナルにおけるノーマの立ち位置と命の軽さ、璃月のように労働者を守るための福祉など全く無く、ノーマ達は使い捨てが利く消耗品でしかなかったこと。
司令のジル(アレクトラ)は『アルゼナルは常に人員不足だ』『ノーマは数が少ないから、人命は貴重だ』と言ってくれるものの、ジルも一人のノーマであり、出来ることは少なかったこと。
そんな中アルゼナルにやってきたアンジュに頭を悩ませられたこと、これ以上仲間を無駄死にさせるわけには行かないという重圧と戦っていたことなど、サリアは全て刻晴に話した。
刻晴も1000年先の璃月を見据えて国造りをしていること、岩王帝君と言うライバルと言うには恐れ多い存在だが、いつかは人の力で彼に追いつき、追い越そうとしていることを話した。
夜は更けていった……

その頃のアンジュ……

ヒルダ

ヒルダ「アンジュ、一緒に寝ようぜ!」

アンジュ

アンジュ「部屋で寝るのは良いけど、私の半径2m以内で寝るのはダメ!
ヒルダ、寝てる時におっぱい揉んだり、髪の匂い嗅いだりしてるの知ってるんだからね!
しかも、近くにいたら抱き枕にしてくるし……だから、布団は別に敷きなさい」