原神×クロスアンジュ 第37話(4/4)1000年先の未来を見据えて
~~~玉京台、刻晴の執務室~~~
刻晴「甘雨……鍾離先生から聞いたわ。
あなたの帝君に対する忠誠は知っていたけど、サリアやアンジュに対して拷問して最後にヴィヴィアンを八つ裂きに……こんなことをしたら、あなたはテイワットもすべて敵に回すと分からないの?
私が璃月七星になった時……
私が作る璃月の未来を、1000年後の璃月を、その時はもう生きてない私に代わって見てくれると、約束してくれたじゃない。
それも忘れてしまったの?」
甘雨「ごめんなさい……」
魈「その事は、帝君が厳しく叱責してくださった。玉衡から改めて言う必要もないだろう。では、我はこれで」
刻晴「降魔大聖、甘雨を送ってくれてありがとう。
さて、甘雨……今少し時間があるから、研修しましょうか」
甘雨「研修ですか?」
刻晴「そう、研修。まだ大まかな枠組みを考えている最中だけどね」
刻晴「璃月七星はまさに一点集中の権力が集まる形式になってる。
それでうまく回っていたのは、岩王帝君は寿命がとても長い長命種だったから。
神の統治の下で、契約の国と言う確かな土台を作り、国を回すことが出来た。
神の時代は、神が全てを回すことで6000年の歴史を刻むことが出来た」
甘雨「はい」
刻晴「でも、人間が納めていく場合は、そうはいかない。
人間は成功したら、自分の子供や孫など、子孫にもその成功を残そうとする。
1代目の権力者は立派な人だとしても、子供も立派な人とは限らないでしょう?
統治や経営が上手い人でも、子育てが上手いとは限らない。
簡単に言うと、親バカで甘やかして育てると『自分は特別な存在だ。この人の子供なんだから、みんな自分の言うことを聞いて当然だ』って考えるようになる。
ボンボンの二代目が、会社を潰す……璃月でも、有り得るシチューションでしょう?
それだけならまだしも、他の能力ある人を脅威に感じ、潰そうとする。
それが腐敗に繋がるのよ。
『絶対的な権力は絶対に腐敗する』と、ヴィヴィアン砲の中でアンジュが言っていたわよね?」
甘雨「ええ」
刻晴「だからこそ、私達は権力を司法・行政・立法に分けて、民が政治に参加できる仕組みを作っていくの。
これからやるべきことは通常業務に加えて、そう言うこともしないといけないんだから、大変よ。
甘雨の力も貸してくれるわよね?」
甘雨「もちろんです。……だから、後でビタミンK刻晴エキスを補充させてくださいね♪」
刻晴「またそうなるの!?」