原神×クロスアンジュ 第23話『パラメイル第一中隊のライダースーツ、新調する』

千織

千織「と言うわけで、依頼されていたライダースーツ、人数分と予備が一人2着ずつ、全部仕上がったわ」

ヒルダ

ヒルダ「あれ……色と見た目は、あまり変えてないんだな?」

千織

千織「機能美と美しさは元々、及第点だったからね。ただ、前の奴はライダーの安全性を度外視し過ぎていた。だから、テイワットの炎元素を使って、着用主を守る仕組みを取り入れてあるの」

胡桃

胡桃「私が手伝ったんだよ!」

アルレッキーノ

召使「私も手伝わせていただいた。これは是非、リネットあたりに着て貰えば、似合うかもしれないな」

ヒルダ

ヒルダ「着た人を守る……?」

サリア

サリア「私も理屈はよく理解できなかったんだけど……」

千織

千織「着て見たら分かるわよ。どうぞ」

パラメイル第一中隊、新調したスーツに着替える。

アンジュ

アンジュ「暖かい……前は露出に従って、寒かったから、温かい飲み物とか必須だったけど、これならコールドドリンクも平気で飲めるわね」

クリス

クリス「あたし、冷え性だから、これ凄く嬉しい」

ロザリー

ロザリー「腰回りやおなかが暖かいのは、助かるよな!」

サリア

サリア「私達だけの技術では、絶対に作れなかったわ」

千織

千織「更に、衝撃にも強くなってるのよ。ちょっと試してみましょう、ごめんなさいね?」

千織はサリアを突き飛ばしてみた。

サリア

サリア「いった……く、ない?確かに衝撃は感じたけど、転んだりぶつかったりしたくらいなら、ほとんどダメージないのね!」

千織

千織「……サリア、一つだけ忠告しておくけど。アンジュのいつもの金的蹴りなんか食らったら、流石に防御力貫通するからね。調子に乗ってアンジュと喧嘩しないように。あくまで『ファッション』であって、『防具』じゃないから、過信は禁物よ」

サリア

サリア「わ、分かったわ……」

アンジュ

アンジュ「ファールカップって言う防具持ちだしてきたこともあるサリアに、一番効く一言ね」

サリア

サリア「アンジュ……!」

警報が鳴り響く。

サリア

サリア「丁度いい。新しいライダースーツでの試運転も兼ねて、パラメイル中隊、全機出撃!」

千織

千織「ちょっと待って!サリア、新しいスーツのパラメイル・ラグナメイルとの接合部分、まだ取り付けて無いでしょう!?」

サリア

サリア「あっ……!しまった!すぐに前のスーツに着替えて……」

アルレッキーノ

召使「その必要はない。私と胡桃と千織の3人で出よう。私はファデュイ執行官、ファトゥス第四位に名前を連ねる、『召使』アルレッキーノだ。ただ元素の力を貸した者としての挨拶に寄っただけだったが、何かの縁だ。手伝わせてもらおう」

ショーグン・ミフネ、胡蝶襲撃。

ショーグン・ミフネ

ミフネ「胡蝶よ、お主の任務の失敗、このショーグン、一度は大目に見よう。なればこそ、ここでエクスクロスを討ち滅ぼして、我輩が天下を取る足掛かりを作る事こそが、クノイチであるお前に出来る、唯一の償い也!」

胡蝶

胡蝶「はい……将軍様(浜田君、さよなら……)」

胡蝶は青戸工場に勇者特急隊の整備工場があると考えたミフネによって派遣され、「内藤ルンナ」と名乗り潜入調査をしてきたが、そこで出会った浜田満彦に一目惚れし、任務と浜田への愛で揺れ動くようになった。
そのために任務に失敗したのだった。

ショーグン・ミフネ

ミフネ「おお!そこの大和撫子、またもこうして相まみえようとは!」

千織

千織「また、あなたなの……」

胡蝶

胡蝶「将軍様を守る……!」

千織

千織「邪魔をするなら、あなたから切り伏せるわ」

アルレッキーノ

召使「千織、ちょっと待ちたまえ。その女忍者は私に任せてもらおう」

胡蝶

胡蝶「……!!何、この人……千織と呼ばれた女性も唯者ではないけど、この人の『圧』は……!!」

アルレッキーノ

召使「君は、物凄く悲しそうな瞳をしているな。その任務とやらについていて、君は幸せなのか?」

胡蝶

胡蝶「何を言っているの!(この人の、全てを見抜くような瞳……!いや、駄目よ胡蝶。私は闇に手を染めた女、今更引き返して浜田君にどんな顔をして会うの!?)」

アルレッキーノ

召使「暖炉の家の子供達が、家に来たばかりの時、そんな瞳をしてるから私は分かるんだ。君は、任務よりももっと、大切にしたい存在があるのだろう?」

胡蝶

胡蝶「あなたは……一体……」

アルレッキーノ

召使「無論、この任務が君にとって命より大事だと言うなら、相手になろう。だが、一人の大人として、迷っている子供を手に掛けたくはない。もし君が変わりたいと思っているのなら……私が、力を貸そう」

胡蝶

胡蝶「あ……ああ……私は、彼のために、この世界から足を洗いたいです……」

アルレッキーノ

召使「良く言えたね、いい子だ」

ショーグン・ミフネ

ミフネ「ぐぬぬ!胡蝶めが、2度も主君の顔に泥を塗って、生きていられると思うな!」

アルレッキーノ

召使「フフ……こういう時に手を下すのが『ヒーロー』だ。やれ、千織、胡桃」

千織

千織「ファッションは、私が定義する(元素爆発)」

胡桃

胡桃「燎原の蝶!(元素爆発)」

ショーグン・ミフネ

ミフネ「ぬおおおおおおおおお!!!(爆散)」

アルレッキーノ

召使「もし心配なら、君の大切な彼も一緒に、暖炉の家に来ると良い。仲間達がいて、お互いに守り合えるよ。その場合、私のことは『お父様』と呼ぶように」

胡蝶

胡蝶「お父様……?あなたは、女性では……?」

アルレッキーノ

召使「確かに私は女性だが、色々と事情があるのでね」

胡桃

胡桃「しかし胡桃(フータオ)と胡蝶(コチョウ)って読みは違うのに、名前が似ててややこしいよ!」