原神×クロスアンジュ 第37話(2/4)『Tips 甘雨のノート』

当作品には残虐描写があります。

甘雨

ヴィヴィアン。
あの人間は、刻晴さんの心を踏みにじり、破壊し、私と刻晴さんの絆も弄んだ。
それのみならず、岩王帝君を始めとする神々を弄んだ。
草神ブエルを討った時に泣いた?
偽善者ぶるな、反吐が出る。
炎神ハボリムに助言した?
その時に炎神が感謝した?だから何?
人間のくせに、神々に意見しようと言うことが愚かしい。
許さない、許さない、許さない、許さない、許さない。

刻晴さんを、岩王帝君を手にかけた時、あなたとあなたの仲間の運命は決まった。
……そうだ。刻晴さんとサリアが打ち合わせた、定期交流の食事会。
あれに睡眠薬を入れて、彼女達を無力化すれば……
彼女達を縛り上げた後、ヴィヴィアンの目の前でサリアとアンジュを徹底的に拷問してやる。
指1本1本を切り落とし、腕を切り、足を切り、四肢を切り落とし「ヴィヴィアンが悪いのだ」と吹き込んでやる。
自分のせいで仲間が苦しみ、絶望する。
それは、究極の絶望。
絶対的な絶望をヴィヴィアンに刻み付けながら、じわじわと、しかし確実に殺す。
最後は八つ裂きにすれば良い。
一つしかない命を苛め尽くすのに、これほどの最適な方法があるだろうか?
いや、ない。
あなたの矮小な魂では、どんな大罪を犯したか、理解できないでしょうけど。
自分がやらかしたことが原因で、仲間を地獄に追いやったのだと後悔しながら、死んで行け。

拷問方法はこれで良い。次は実行のタイミングだ。
神の目を持たないサリアやアンジュは、クレオパトラやヴィルキスに乗られたら勝てないが、生身なら敵ではない。
特にアンジュのヴィルキスは、呼べば来るため、確実に睡眠薬で無力化しなければならない。
アンジュの拷問の際は、『両目を潰す』を採用しよう。
そうすれば、ヴィルキスを呼ばれても操縦できないはずだから。

他に懸念事項があるとすれば、拷問中に帝君や刻晴さんが来たら、中途半端なところで止められてしまう。
それだけは避けねばならない。
彼女達を拷問するところをヴィヴィアンに見せつけ、地獄に叩き落とすまでの時間が欲しい。
皆を縛り上げて拷問の用意をするのに15分、ヴィヴィアンを起こし、説明するのに5分、サリアとアンジュの拷問で30分。
大体1時間弱あれば十分だ。
緊急警報を鳴らされて、テイワットから戦力が来るのに、およそ1~2時間。
時間の計算は問題ない。
そのためには、タイミングが重要だ。
最適なタイミングを見計らえ、私。
KOOLになれ、甘雨。
失敗は許されない。
これは、刻晴さんのため、そして岩王帝君のための仇討ちで、聖戦なのよ。
契約なんか、関係ない。
契約を破ったことで、私は死罪でも構わない。
この恨みを忘れないために、文字として残そう。

※これは全て甘雨の直筆で書かれており、彼女の筆跡で残されていた。
なお、このノートは魈によって見つけられ、岩王帝君の叱責の後、魈の手で燃やされていた。