原神×クロスアンジュ 第41話『璃月観光』
鍾離「璃月案内と聞いて、是非とも皆と交流の機会が多い俺が、と言うことで璃月七星から承ってな。今日はよろしく頼む」
胡桃「ついでに私もついてきたよ!」
アンジュ「胡桃、あんたが私にくれたキャロライナ・リーパーって、兵器にも転用されてる、とんでもない唐辛子だったのよね?」
胡桃「おお、良く調べたね!」
アンジュ「刻晴から聞いたのよ」
胡桃「刻晴は生真面目だからなぁ、散々怒られたよ」
アンジュ「そのお返しに、ガイアからお土産にもらった『フルーティーな串焼き』をキャロライナ・リーパーをガバ掛けしたのがここにあるのよね……さあ、胡桃!食べてもらうわよ!」
胡桃「ひぃっ!?せ、せめて、おっぱい天国でやり返してくれるならまだしも、それは……もがっ!(口に突っ込まれ)
ギニャアアアアアアア!!」
鍾離「(笑いながら)胡堂主、おとなしくアンジュの仕返しを受けておけ。では、早速、新月軒へいこう。玉衡殿が予約を取ってくれている」
新月軒
刻晴「久しぶりね、サリア。それに皆も」
甘雨「帝君がいらっしゃる前に刻晴エキス、ビタミンKはたくさん補充しておきましたから今日は大丈夫です」
鍾離「最近、俺が『ワタル・シールド』の代わりになってる気がする」
凝光「こうして会うのは、始めましてね。
私は凝光、肩書は天権。刻晴の同僚よ。
皆さん、いつもウチの刻晴と甘雨がお世話になっています。
そして、テイワットを守ってくださって、璃月の民を代表して、深くお礼を申し上げます。
……群玉閣でイチャつく刻晴と甘雨を見るのは、もう慣れて来たわ」
刻晴「イチャついてない!甘雨が一方的に私をいじめてるだけじゃない!」
サリア「そう言えば、原初の光を取ってからまた一ヶ月過ぎてるくらいだっけ……刻晴、あなた労働時間の改善が急務じゃないの」
刻晴「募集は出してるけど、中々来ないのよ……一度ついた悪評(玉衡はブラック経営者)は、中々拭えないものなのよ……はぁ」
凝光「でも、ネバンエンデを倒した時の騒動で、玉衡って親しみやすい人じゃないの?って声もあるのよ?
悪いことばかりじゃなかったわね。
あの時の刻晴ったら、甘雨に股間を蹴り上げられて、おっぱい天国で気を失って……今思い出しても、ぷぷっ……」
刻晴「……まあ、捉え方次第ってわけね。って言うか、笑わないでよ!
もう、凝光にこのネタで弄られるのは慣れたわ……はぁ……」
クリス「あの、ため息のつき方。サリアそっくり」
ロザリー「ホントにな」
ヴィヴィアン「元はと言えば、アマリのドグマでサリアが刻晴の身体借りて逃げようとしたり、アンジュにやり返したのが始まりだもんね」
サリア「うっ……」
刻晴「もうそれは気にしてないって。……労働環境の改善は、サリアの言う通り急務だけどね」
凝光「そうね。毎日刻晴が面白い目に合ってるのを眺めてるのも、正直私は面白いから」
サラマンディーネ「こちらのお店、璃月の中でも格式が高いお店だとお見受けします。今日は期待しておりますわ」
アンジュ「そう言えばサラ子は、お姫様だった……」
ヒルダ「アンジュだって、アタシのお姫様で王子様で女王様だから!」
アンジュ「それって全部同時に成り立つものなの!?」
店員が料理を運んでくる。
黄金ガニ、明月の玉子、エビのポテト包み揚げ、魚肉の焼き麺が次々に運ばれてきた。
刻晴「ん~、やっぱり新月軒のえびポテは最高ね!
この味付け、なかなかうまくいかない事があるのよね……
小麦粉は同じものを使っているし、やはり火力かしら」
凝光「本当、えびポテばかり食べてるわよね、えびポテ」
甘雨「えびポテ食べてる刻晴さん、幸せそうで可愛いです。ね、えびポテ」
鍾離「玉衡殿はえびポテと呼ばれているのか。微笑ましいな」
胡桃「私と一緒に食事に行くときも、よく食べてるからね!」
サリア「まあ、本当に美味しいからね。私だったら、同じのばかり食べたら飽きそうだから、別のものも食べるけど」
アンジュ「魚肉で焼き麺ってのも美味しいわね」
ヴィヴィアン「黄金ガニって贅沢な感じ!」
エルシャ「流石にこれは簡単には真似出来そうにないわね……レシピとかあったら、手に入れたいわ」
サラマンディーネ「ここには棒棒鶏は無いのですか?」
鍾離「サラマンディーネは棒棒鶏が食べたいのか。なら、腹七分くらいで止めておくといい。後で他の店にお連れしよう」
凝光「私はそろそろ仕事に戻るわね」
万民堂
香菱「おや、刻晴じゃん!それにアル・ワースの皆も!観光に来てくれたんだね」
刻晴「棒棒鶏をお願いできる?」
香菱「それなら丁度良かった。キャロライナ・リーパーと棒棒鶏の組み合わせが失敗作みたいになって、サラマンディーネさんは残念がってたよね?ここにいる辛炎こそが、その禁断の組み合わせを使いこなせる人なんだ!(オリジナル料理、ロック・チキン!)」
サラマンディーネ「なんですって……!そ、それは是非とも、ご相伴預かりたく……!」
アマリ「それは私も興味あります」
辛炎「ああ、良いぜ。最高にロックな1品を作って見せるぜ!」
辛炎がキャロライナ・リーパーを使った棒棒鶏「ロック・チキン!」を出してくる。
サラマンディーネ「……!!辛い……ですが、その辛さの先に、鶏肉の風味が、嚙むとジュワっと肉汁があふれ出る時、鶏肉の風味が奥深くにあるのがわかります!」
アマリ「辛さと旨味のギリギリのラインを攻め込んでいますが、それだけでは無い、何かがありそうですね」
ヴィヴィアン「オリジナル料理って特定の人しか作れないからね。アマリは良いセンついてるね」
辛炎「アタシはロック歌手なんだ。一曲弾くから、料理を食べながら楽しんでくれよ!」
辛炎がロックを演奏しだす。
サラマンディーネは、上品そうに見えて意外と庶民の娯楽や料理を好む傾向があるため、非常に楽しそうにしていた。
サリア「ねえ、刻晴。このロックって音楽、いい歌ではあるけど、璃月とは雰囲気違うような……?」
刻晴「良いところを突いてるわね、サリア。伝統文化と比べたら確かに荘厳さとかは無いし、うるさく感じる人もいるけど、良い音楽は良い音楽だもの。もっと広がるべきよ」
サリア「刻晴、良かったらお茶でも飲みながら璃月のお話とか、聞かせてくれない?」
鍾離「それなら近くに良い茶屋がある。行ってみよう。
他の皆がロックを聞いたり、万民堂の食事を楽しんでいる間、それもいいだろう。胡堂主、こっちは頼むぞ」
沈玉茶と良茶満月、良いお茶とお茶菓子を食べながら、璃月の歴史や刻晴の仕事の内容などをサリアは興味深そうに聞いていた。
刻晴「……ですよね、鍾離さん?」
鍾離「俺は、ただの凡人だ。
……敢えて言うなら、玉衡殿。
あなたのように『神々に頼ることなく、人の手で切り開く』と言う人間の意思を、岩王帝君は信頼して、引退した……のかもしれないな」
サリア「間違いなく、神々と人の間に信頼が見える。良い話を聞かせてもらったわ。アレクトラ、私もあなたを継いで、あなたを超えていけるように歩いていくわ」
望舒旅館
ヨォーヨ「モンドで顔見せしましたね、ヨォーヨです」
魈「お前達が、テイワットを守ってくれた英雄達か。一言、礼を言うべきだと思ってな。帝君が愛した璃月を、テイワットを守ってくれてありがとう」
ヴィヴィアン「あたしも色々面白いデータ取れたから良いの良いの!」
魈はヴィヴィアンに対しては微妙な目線を一瞬向けたが、ヴィヴィアン砲・本気モード対七神verを見た以上、仕方ないことではあった。
勿論、契約に従って魈は何も言わなかった。
鍾離「今日は、ここで一晩泊まった後、明日は稲妻に向かうことになるだろう」
クリス「ここの旅館、凄く広い……」
ロザリー「川が近くて水の流れが気持ちよく眠れそうだ……」
ヒルダ「部屋がアタシとクリスとロザリーが一緒か。3人で寝るのは久しぶりだな」
刻晴「今日は私も一緒するわ。サリアと同じ部屋だけどね」
サリア「ワタルの部屋に二人で逃げ込んだことを思い出すわね」
ヴィヴィアン「あたしはエルシャと!」
エルシャ「ヴィヴィちゃん、夜更かしはダメよ」
アンジュ「私は……サラ子となのね」
サラマンディーネ「ふふ……先程香菱さんから教えてもらった『七聖召喚』なるカードゲームで勝負ですわ、アンジュ」
タスク「俺だけ一人?俺もアンジュと一緒が良い!」
アマリ「タスクさん、それをやるとモンドでのヒルダさんみたいに簀巻きにされますよ。私はホープスと一緒です」
サリアは勿論、璃月の旅も隊長日誌に書いていた。刻晴の意見を貰いながら。